厳しさに負けない!自分主導で会社を活かす!


猛暑が続いています。一方、線状降水帯や局所豪雨の影響で災害に見舞われている方々がおられます。

厳しい気象環境下にあっても我々は、何とか乗り越えて行く、乗り越えて行けると信じて行動するしかありません。「頑張って下さい」と他人事のように声をかけるのではなく「一緒に頑張って行く」という気持ちで、個々が出来る事から行動して行きましょう。
中小零細企業の経営者、そこで働く社員や社員以外の人も、まだまだ苦境の中にある人が多いと思います。同じように、「頑張って下さい」と他人事のように声をかけるのではなく「一緒に頑張って行く」という気持ちで、個々が出来る事から行動して行きましょう。

テレビ報道を目にすると、企業業績は過去最高のところもあり、総じて企業業績は回復傾向にある。物価高でもあるため、賃金アップに各企業とも前向きに取り組んだ下さい。と報じられているように思います。
その影響で、経営者の方々から、賃金アップをしないのは、会社が悪いように言われて、何ともやるせない思いをしている。と相談を受けます。経営者は総じて賃金を上げたいと思っている人が多いと思うのですが、売上と利益が上がらず原資がない中ではしたくても出来ないのが実情です。ここでも、「頑張って下さい」と他人事のように社員が経営者に声を上げるのではなく「一緒に頑張って行く」という気持ちで、個々が出来る事から行動して行きましょう。と全体で士気を上げていく事に尽きます。

セミナーではお話させて頂いていますし、報道でも出始めましたが、今年の7月にゼロゼロ融資の返済開始のピークを迎えます。コロナ支援の給付型補助金は、今年3月末で終了。社保や消費税のコロナ支援としてあった2年間猶予も終了し、猶予した分の社保・消費税の納付を求められている会社も多い事でしょう。
更に様々なモノが値上がりしています。光熱費から材料・商品まで物価の高騰、インボイス制度スタートで実質増税に感じて来る人も出て来るでしょうし、銀行の振込手数料も上がるようです。

資金繰りで言えば、入金が上がる見込みが確実でない中で、支出の増加は確定している。状況です。

そうなれば、対策は、支払優先順位を今一度見直し、支出を出来るだけ抑えつつ、本業で稼ぐ力をつけるべくイノベーションを行い、それが実績として見えるまで時間を稼ぐしかないと思います。
イノベーションといっても突飛な商品開発や新事業を提案しているわけではなく、今のビジネスモデルに派生した何かを加えてみるだけで、イノベーション(新結合)として売上や組織に変化は生じる。とお伝えしておきます。

最後に、岸田内閣が考える『新しい資本主義』『資産所得倍増計画』では、金融庁関連の資料ではありますが、皆さんは、どう読み解くでしょうか。

私には、突飛な商品開発や新事業をスタートアップとして応援し、既存の中小零細企業を応援するようには思えないですし、個人には、自己責任でリスクを取って投資で稼げと言われているように思えます。
このグランドデザインの中に未来があるなら、既存企業は全て事業再構築が必要になるのではないでしょうか。

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新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版(令和5年6月16日閣議決定)における金融庁関連の主要施策
https://www.fsa.go.jp/policy/ap2023_fsa.pdf


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