任意売却の必要書類は何?必要になる書類を把握して適切に売却しましょう!


経験のない任意売却を検討中の方にとっては、どのようにして手続きを進めていけば良いのか分からず、正しく売却できるかどうか不安に思っている方も多いでしょう。
任意売却で失敗しないためには、何よりも必要になる書類を押さえておくことが大切です。
そこでこの記事では、任意売却の必要書類について解説します。
必要になる書類をしっかり把握して、万全な準備を整えましょう。

□任意売却の必要書類について解説します!

任意売却で必要になる5つの書類についてお伝えします。

1つ目は、「権利証」です。
別名「登記済証」ともいい、現在は「登記識別情報」に移行しています。
こちらの書類は、不動産の登記関係を示す大切な書類で、任意売却の手続きに不可欠です。
紛失してしまうと、代わりの書類作成に5万円ほどかかってしまうので、手元にあるか確認しておきましょう。

2つ目は「住宅ローン償還表」です。
住宅ローンを借入した際に渡される、今後の返済計画について記載されている書類です。
こちらの書類を用意しておくことで、物件売却後にどれくらいローンが残るのかを把握でき、任意売却の手続きがスムーズに進みます。

3つ目は「固定資産税等通知書」です。
不動産の売却額を知るために評価額を確認することも重要ですが、任意売却では固定資産税の税額を把握することが大切です。
税金の滞納額について予想を立て、任意売却の支障になる問題点をあらかじめ把握しておくためにも「固定資産税等通知書」を用意しておきましょう。

4つ目は「建築確認申請書」です。
こちらは戸建て住宅の場合に必要になる書類です。
建築時に、建物が建築基準法をはじめとした諸規則に適合しているかを申請した書類で、構造や仕様表・平面図なども添付されています。

確認すべき箇所は「建物検査」に合格しているかどうかで、違法建築に該当していると、不動産の価値が市場価格よりも5割ほど下がってしまうことがあります。
建築基準法に違反していないかどうかをしっかり確認しておきましょう。

5つ目は「滞納税一覧・クレジットカード請求書」です。
住宅ローンが滞納した原因や、滞納後に支払えていない料金を把握しておくことで、問題点を明確にできます。
また、マンションの場合にはお伝えした書類とは別に、パンフレットや管理組合規約、管理費等請求書が必要です。

□任意売却するためには早めの準備が大事!

任意売却の過程では、手続きにたくさんの書類が必要となるため、早めの準備が何よりも大切です。
任意売却では、ローンが滞納する前の時点から起算すると、売却が完了するまでに10ヶ月程度の期間を要します。
また、競売が開札されるまでに任意売却を完了させなければいけないタイムリミットもあるので、できるだけ早めに行動することが大切です。

必要書類の中には平日にしか取得できないものも多く、タイムリミットぎりぎりで集め始めると、書類収集が間に合わないことがあります。
そのため、売却を検討し始めたら、徐々に書類を集めていきましょう。

□まとめ

任意売却にはお伝えした5つの書類が必要です。
必要な書類が手元にないと、適切な売却手続きを進めるのが難しくなってしまいます。
スムーズに手続きを進めていくためにも、早めに必要書類を集めて、不動産と税金に関する情報を把握しておきましょう。