任意売却するとクレジットカードの信用情報に影響する?


任意売却は、住宅ローンを返済できなくなってしまった時によく使われる不動産の売却手法です。
そのため、任意売却したことが、クレジットカードの信用情報に影響してしまうのではないかと懸念されている方も多いようです。
この記事では、任意売却したことがクレジットカードにどのような影響を与えるのかについて解説します。
「クレジットカードが怖くて、任意売却に踏み出せない」
このようなお悩みを抱えている方は、是非参考にしてください。

□任意売却とクレジットカードの関係について

「任意売却すると、クレジットカードを使えなくなる」このような話を耳にしたことはありませんか。
実際のところ、この話は大きな誤りです。
任意売却とクレジットカードの信用情報の間には、それほど関係がないのが事実です。
任意売却に関しては、言い換えれば不動産を売却しただけに過ぎないので、任意売却したことによって信用情報が損なわれるわけではありません。

事実としては、任意売却に至るまでに住宅ローンの返済が滞ってしまったことが、「任意売却によってクレジットカードが使用できなくなる」といわれる原因です。
そのため、住宅ローンの残債を問題なく返済できる計画を立てたうえで任意売却に踏み出せば、クレジットカードも問題なく使用できます。

□任意売却後にクレジットカードの更新や新規作成はできる?

任意売却とクレジットカードの信用情報との間には、直接的な関係はほとんどないとお伝えしてきましたが、ローン返済の滞納は信用情報に大きく影響してきます。
そのため、返済が滞ってしまって任意売却に踏み出した後は、クレジットカードの更新や新規作成時には注意が必要です。

クレジットカードを新規作成する際は、クレジットカードの発行機関(金融機関)は申請者の信用情報を確認し、発行を許可するかどうか審査します。
そのため、申請者の信用情報に問題が見られる場合は、金融機関は審査から落とし、クレジットカードの発行を許可しません。

また、更新時についても同様に信用情報の審査が行われているため、著しい信用情報の損失が確認されると、クレジットカードを使えなくなってしまう可能性があります。
特に気を付けて欲しいのは、持ち家がないことによってクレジットカードの利用限度額が下げられてしまう可能性があることです。
更新時には、常に審査が行われているため、ローン返済が滞ってしまった際は十分注意してください。

□まとめ

任意売却とクレジットカードの信用情報は、それほど大きく関わり合っていませんが、任意売却するまでに至ったローン返済の滞納は、信用情報にかなり影響することを覚えておいてください。
ローン返済が滞ると、クレジットカードの更新・新規作成ができないことがあります。
任意売却を検討されている場合は、滞ることのない安定した返済計画のもとで、任意売却を進めていきましょう。