決算書・残高試算表・資金繰り表の経営3点セット


資金繰り表を活用した経営を推奨している株式会社アセットアシストコンサルタントの大森です。
このメルマガでは、GDP推移や人口統計などの統計資料を皆さんと情報共有することで、日本全体の動向を認識しながら、それぞれの経営に役立てて頂ければ幸いだと思いお送りしています。
今回は、新年度の始まりという事もあるので、統計資料を離れて、中小企業経営の実務として基礎的な確認を皆さんとして行きたいと思います。

中小企業の経営者が、『会社を経営していく』という視点で大事なものは何か。という問いに皆さんはどう答えますか。「会社は“人”である」「何よりも売上である」「利益を出す事である」「資産の拡大を目指す事である」「何よりも事業継続のための資金繰りである」「未来に向けた投資をし続けることである」「とにかくお金を増やし、内部留保を増やす事を心掛けることである」など様々な答えを、経営者は、それぞれ心の中に持っていることだと思います。
私は、経営していくとは、全てを統括して総合芸術のように創り上げていくものだと思っています。敢えて最も大切にしている事は、推奨しているように資金繰りです。

中小企業の経営において実務的に絶対必要なものは、決算書(年次)・残高試算表(月次)・資金繰り表(月次・日次)の3つの経営状況を示すツールです。

この3つのツールは、過去(直近の決算書)、現在(直近の残高試算表)、未来(資金繰り表でシミュレーション)を、自分で把握するだけでなく、対外的に自社を示す資料になるので、必ず3点セットとして直ぐに出せるようにしておく事が好ましいです。

月次残高試算表を綴ったファイルと資金繰り表を作られていない方がいれば、年度初めでもあるので、ぜひこの機会に作成しておいた方が良いです。

借入や借入返済の申し込み、税金や社会保険の納税を分納する際、取引先へのエビデンスとして、この3点セットは必ず役に立ちます。

また、会社の内側には、売上と利益の目標から各予算の設定、生産性向上のために業務フローを改善するヒントも数値から見えてくるはずです。

会社の経営が厳しくなり、借入も思うように出来なくなってしまった時に、倒産が頭をよぎります。しかし、まだこの仕事を続けたい、会社の経営を諦めたくないという思いも強くあるでしょう。そして、担当している税理士や弁護士に再建の方法を相談に行くも、希望の答えが得られない。
そして、縁あって私のところに辿り着いて頂いた方々で、相談時に、この3点セットをちゃんと持っている方がほぼいないです。

決算申告してあれば、決算書は持っています。経理担当がいれば、残高試算表も何とかある。でも、この残高試算表あたりから直近の資料として持参出来る方と出来ない方が出てきます。
そして、資金繰り表となると、ほぼ作成している方がいません。

では、そんな中で経営者がなぜ経営していけるかといえば、独自の出納管理で資金繰りをしているので、会社は経営していけるのです。

しかし、この独自の出納管理での経営は、売上目標としての入金目安や、支払時の資金の目途はつけられるものの、売上の内訳がないため、どこに注力して売上を上げる方法を見つければ良いかを示してくれない。社員の士気を上げるために給与・賞与をいくらにしたらいいかを検討する人件費の粗利に対する比率も計算できない。各経費の削減も何を削減すると効果があるのかは示してくれない。と様々な欠点があります。

これから数年は、コロナの影響やウクライナ・ロシアの地政学リスクの影響、地震や異常気象により厳しい状況が予測されています。
だからこそ、今ある仕事とお金の管理を徹底し、自分で分析できるようにしておいた上で、将来に向かって何をしていくのかを考える土台を作っておきましょう。

将来にするべきことが何もない事は絶対にないです。一方で、難しく考える事もありません。
あと一歩何か出来る事がないか。と自らに問いかけるだけで答えは浮かんできます。

ご相談おまちしております。


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