目からウロコの再生術

事業を救う方法

『支払い資金が足りない、借入も出来ない』『もう破産しかないのか』と窮地に陥った状況から事業を救うにはどうしたらいいのか。
シンプルに3段階の確認を軸に再生戦略を立てて実行していきます。

まずは、①売上(入金)はあるのか、②その売上を上げるために必要な人は誰で、何人必要か③必要な設備は何かを冷静にリストアップしてみる事から始めます。

業種、規模、場所を問わず、稼げる最低限の人・モノ・金を確認できれば、事業を救う第一段間はクリアです。

次に債務と資産の関係を整理していきます。
守るべきものの確認です。守るべきものと債務を引き離す道筋が見えれば第二段階クリアです。

最後に再生するための資金の残し方、使い方のシミュレーション。
日繰り、月次の資金繰り表で残高の確認を怠らないように経営ツールを準備すれば第三段階クリアです。

当社は、“直ぐに”解決を求めなければ、売上がある限り再生できる方法を一緒に模索します

生活に必要なお金は差押えの対象外

借金を返済しないで放置、税金を滞納して放置すると、貸し手である債権者や税務署は『差押え(強制執行)』で強制的に債務者・滞納者の動産、不動産を競売にかけるなどの法的な手法を使って換金して回収します。
何もかも取られて、住まいを放り出されるような印象がありますが、生活に必要な最低限のモノや、食料、収入を得るために最低限必要な設備、器具、現金だって法律で定められた額までは取られません。
また、対象債権として役員報酬は全額ですが、給与所得者なら、手取り給与の4分の1相当まで(33万円以上は全額)しか取られません。
もちろん年金などの公的受給金も差押え対象外です。

『差押え』という言葉に過度に怯える必要はありません。
ただ、そうなる前に相手に充分な説明と協力を得られるように行動しましょう。

聞きなれない法的手続きや、差押えの強制執行に冷静に対処するためには、
知識を身に着け諦めずに対応する強い精神力が必要です。
一人で悩むより助けを求めましょう。

不動産を守るテクニック

窮地に陥った時、不動産を所有している経営者は、自宅の売却を考える方が多い。
売却せざるを得ないと思いこみ、ここには居れない。と悩み、精神的にも厳しくなって、何も考えられなくなる。

窮地に陥った時こそ自宅は重要なんです。最後の砦と思って死守する方法を模索すべきです。
なぜなら、安定した居場所は、精神的な拠り所であり、再建する冷静さと活力を与えてくれるから。

窮地にあっても自宅に住み続ける方法としてリースバックという方法があります。
抵当に入っている不動産でも可能です。
賃料を払って住み続ける事を条件に投資家に売却して、売却したお金から抵当権を設定した債権者に借金を一部返済します。
借金は残る事になる場合が大半ですが、引っ越しをせずにそこに住むという方法です。
場合によっては、その投資家から買い戻す事も出来ます。

リースバックは魅力的な手法ですが、投資家や抵当を設定した債権者との取引金額の折り合いがつきにくいのも実情です。
リースバック後に今支払っている住宅ローン以上の賃料を支払う事になる場合もあります。
慎重かつ、積極的に活用を検討してみましょう。

リースバックを共に積極的に取り組んで行きます。
自宅は精神的支柱であると考えています。

銀行が得か保証協会が得か

銀行が貸してくれない。事業を行っていてこれ程不本意な事はありません。
借りたお金を返すだけの銀行との付き合いなら、取引を深める事もないと考えてしまいます。

しかしながら、それでも返済条件を変更して、元金返済を猶予してもらっていたり、少額の元金返済にしてもらったりと銀行と時には保証協会に協力をしてもらっていると、貸してくれなくても、親密に取引をしていく必要性が出てきます。

元金返済猶予を得ている中で、事業では資金繰りが安定して、利息のみの支払いだけなら何とかやっていけるのに。
利息の支払いが、もう少し少なければ何とかやっていけるのに。
という資金繰り状況になり、もう新しい借入れを必要としない。
と覚悟が出来るのであれば、保証協会に保証に入って貰った借り入れは、保証協会に、銀行へ替わりに返済してもらって、その後、保証協会に払っていくという方法があります。

保証協会に立て替えてもらったお金を、保証協会に支払う際には、返済したお金は元金から充当され、利息が後。
銀行は利息が先で元金が後。が一般的です。
そして、保証協会に毎月支払う金額は大半が銀行の利息プラス元金や利息の額の支払いより少ない金額で対応してくれています。

ただし、一方で金融事故扱いにしてしまっていますので、新たな資金を調達するのは信用が棄損していて難しくなりますし、元金は減っていっても代わり延滞利息はどんどん大きくなりますから、完済を目指すのは交渉が必要になってきます。

当社は、諦めずに再生を目指す経営者を支援する会社です。