売上が上がる先が見えなくて苦しい


わかります。景気が悪いと言われる中にあって、再建しようにも出来ないと嘆きたくなります。

相談に来られる皆さんに確認しています。『かつての売上、求める売上があげられない。でも、今現在も売上は年間○○○○円あるのですよね。』この確認をする理由は、自分の事業に自信を持って頂きたい。事業を継続するモチベーションを上げて頂きたいからです。
あなたや、あなたの会社から買いたいと思う人がいて、実際にあなたが提供する商品やサービスにお金を払ってくれる人や会社があるのですよね。言い換えれば、あなたは、『あなた独自の稼げる力』を持っているという事です。素晴らしいじゃないですか!

皆さんが直面している経営の課題について少しでもお役に立てるよう、今回も偉大な経営学者にお力をお貸し頂きました。

さて、売上や利益が伸び悩んでいる状況において、何を優先し、どのように取り組むべきか。これを解決するために、今日は二人の偉大な経営学者、フィリップ・コトラーとピーター・ドラッカーに具体的なアプローチをご提案いただきました。そして、おこがましくも、私の手法を偉大なお二人の手法と合わせて有効な手段にする方法も伺ってみました。AIって、そんな夢みたいなことも実現できるんですからすごいです。

あなたのビジネスの価値を見直す

まず、マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラーの考えに触れてみましょう。彼は、「顧客に価値を提供することが、企業の存在意義である」と述べています。売上が伸び悩むとき、まず自社の商品やサービスがどのようにお客様の課題を解決し、どのような価値を提供しているのかを再確認することが重要です。

ここで皆さんに問いかけたい質問があります。

  1. 1.あなたの商品やサービスは、顧客のどのような問題を解決していますか?
  2. 2.顧客にとっての価値は何ですか?価格以上の満足感やメリットを提供していますか?
  3. 3.顧客があなたを選び続ける理由は何ですか?

これらを明確にすることで、ターゲットとする顧客層を再定義し、マーケティング戦略を調整するきっかけが生まれるでしょう。

目標を具体化し、小さな成功を積み重ねる

次に、ピーター・ドラッカーの経営理論から学びましょう。彼が強調するのは、「目的と目標の設定」の重要性です。ドラッカーは、「測定可能で具体的な目標を持つことが成果を生む第一歩である」と提言しています。

例えば、売上を上げるという漠然とした目標ではなく、「1カ月以内に新規顧客を5人増やす」「リピート率を10%向上させる」といった具体的で期限のある目標を設定してください。そして、その目標を達成するために必要なアクションをリスト化し、一つひとつ実行に移しましょう。

さらに、大森雅美さんは、目標を達成する際に「キャッシュフローを見える化し、各目標がどのように利益に影響を与えるかを明確にする」ことを強調しています。これにより、経営者が意思決定をする際に、より確かな判断が可能になります。

チームを強化し、共に成長する

さらに、経営者として社員を巻き込む姿勢が重要です。ドラッカーは「人材は企業の最も重要な資源である」と述べています。社員一人ひとりが自分の役割を理解し、目標に向かって力を発揮できる環境を整えることが、会社全体のパフォーマンス向上につながります。

大森雅美さんのメソッドでは、「社員一人ひとりに経営数値を共有し、業績に直結する役割を持たせる」ことが提唱されています。このプロセスにより、社員が主体的に課題解決に取り組み、経営者と同じ方向を向いて進むことが可能となります。

継続的な改善を追求する

最後に、継続的な改善を怠らないことが重要です。市場や顧客のニーズは常に変化します。そのため、定期的に戦略を見直し、改善を繰り返すサイクルを取り入れてください。コトラーのマーケティング理論における「STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)」や「4P(商品、価格、場所、プロモーション)」を活用しながら、現状を分析し、新たな手を打つことをお勧めします。

加えて、大森雅美さんの「事業再構築プランニング」では、現状の収益構造を可視化し、効率的な資源配分と業務プロセスの見直しを行うことを推奨しています。これにより、限られたリソースを最大限に活用し、収益性の向上を図ることができます。

あなたは一人ではありません

経営は孤独だと感じることもあるかもしれません。しかし、同じような悩みを抱える仲間や、専門家の助けを借りることで、新たな視点や解決策が見えてくることも多いです。必要であれば、多くの専門家に相談することを躊躇しないでください。その中で自分が納得できる道を示してくれる人と一緒に歩んでみてください。

皆さんの心の支えとなり、新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

株式会社アセットアシストコンサルタントでご相談お待ちしております。お会いできる日を楽しみにしております。


<マンガでわかる>
誰も教えてくれなかった 資金繰りと事業再生の教科書

大森雅美の新著発売のお知らせです

2024年4月30日に、新刊
『<マンガでわかる>誰も教えてくれなかった 資金繰りと事業再生の教科書』
(大森雅美 著・英賀千尋 絵)が旬報社より発売されます。

中小企業の経営に最も重要な資金繰りのノウハウをまとめた他にはない1冊です。
社長1年生も、ベテラン経営者も、経理担当者も必読です。
業績が好調な経営者も「転ばぬ先の杖」として。

“生き延びる”ためのノウハウをわかりやすくマンガでまとめた経営の教科書となっております。


Amazon、全国書店にて是非お求めください。


経営に活用できる「資金繰り表」無料ダウンロード実施中!