任意売却は難しい?任意売却できない原因と解決策についてお伝えします!


ローンの返済が滞納してしまっても、任意売却を実施できれば通常の価格に近い額で不動産を売却できます。
しかし、あらゆる物件で必ずしも任意売却が成功するわけではなく、状況によっては任意売却が難しくなってしまうかもしれません。
この記事では、任意売却が難しくなってしまう原因と、任意売却を成功させるための秘訣についてお伝えします。

□任意売却が難しい原因とは?

確実に任意売却を成功させるためには、任意売却が難しい5つのケースについてしっかり把握しておきましょう。

1つ目は「債権者の承諾が得られない場合」です。
任意売却するためには、債権者に任意売却することを承諾してもらわなければなりません。
そのため、債権者がローンの残高が多いと判断した場合は、承諾してもらうことが難しくなります。

2つ目は「不動産の共有者からの同意を得られない場合」です。
任意売却するためには、不動産を所有している人全員から同意してもらう必要があります。
そのため、複数人で不動産を共有している場合には任意売却に反対される可能性があり、同意してもらうために全員を説得しなければなりません。

3つ目は「物権に問題がある場合」です。
物件に問題が見られたり、建築基準法に違反していたりする場合には、買主が金融機関からの支援を受けづらくなるため任意売却が難しい場合があります。

4つ目は「物件の内覧ができない場合」です。
物件の状態を確認するために、買主候補の方が内覧を希望することがあります。
そのため、内覧ができない状態だと、買い手希望者が購入を躊躇してしまい、売却が難しくなってしまいます。

5つ目は「そもそも買主が見つからない場合」です。
買い手のニーズに合っていなかったり、予算が高すぎたりすると、なかなか買主が見つからなくなってしまいます。

□任意売却を成功させるための秘訣は?

ここからは、任意売却を成功させるための秘訣をお伝えします。

*物件をきれいな状態に保つ

物件が劣化していたり、汚れが目立っていたりすると、買い手希望者も購入に戸惑ってしまいます。
内覧に向けて極力きれいな状態を保っておきましょう。

ただ、売却に出す物件のために、掃除や修理でお金をかけたくない気持ちもあると思います。
そのため、何回かに分けてゴミを処分したり、不必要な家具・家電をリサイクルショップに売ったりして、きれいな状態を保てるように工夫しましょう。

*金額を下げる

相場に近い金額に設定していても、なかなか買い手が見つからない場合は、思い切って値段を下げてみるのも1つの手です。
ただし、任意売却においては金融機関が金額を設定するので、金額の値下げを検討する場合は金融機関に交渉しましょう。

任意売却を成功させるためには、ちょっとした工夫が必要です。
何をすれば良いのか分からない場合は、当社の不動産コンサルティングも検討してみてください。
お客様のニーズに即した不動産コンサルティングが、効率良くお得に売却できるようサポートいたします。

□まとめ

任意売却は債務者にとって有利に不動産を売却できる方法ですが、お伝えしたケースに当てはまっていると、任意売却が難しくなってしまいます。
任意売却が難しいと感じた場合は、今回お伝えした秘訣を参考にして、臨機応変に対応してみましょう。