2023年を跳ねる年にする方法


2023年兎年スタートです。
今年こそ飛躍する年にしましょう。できます。

そのためには、メディアで発せられる世界的不況の影響や、日本経済に与える影響、円安による貿易赤字の増大、ロシアのウクライナ侵攻の影響からのエネルギー問題、原材料のサプライチェーンの分断による高騰など日本の景気衰退危機を煽る報道を、自分に直接的な影響があるもの。として受け止めて、下を向くのはやめましょう。

中小・零細企業の私たちは、大企業や上場会社のようなグローバル展開をしているところは少なく、日経平均株価やGDP成長率に影響力を与えるような取引額や取引先数を持ち、数百、数千人を雇用している訳ではないのですから、自社の本業であるビジネスモデルにおいて、キャッシュベースで黒字化・純増するために、お客様、取引先様を大切にし、会社一丸となって皆で豊かになる事を目指す。この本質的な視点に立てば、手の届く範囲で強化できる事も見えてくるはずです。また、売上と利益の増大のために、その先の一手にリーチを伸ばす事も出来るはずです。

つまり、世界全体や、日本全体に下を向かせるような雰囲気があっても、そんなことに囚われず、自社の商圏範囲(フィールド)でビジネス展開する中では、積極的に上向きな目標に向かって戦略を立て、実行し、内部留保を増大させる事だって可能だという事です。

令和5年1月18日の日銀金融政策決定会合での黒田総裁の会見でも、中小・零細企業や、その社員がおざなりされている気がしてなりません。「企業業績が好調」「物価上昇に対する賃金の上昇も堅調に推移している」「一部に資金繰り改善に苦慮しているところがみられる」等の言葉に、事業者の99%以上が中小・零細事業者、就業人口の70%以上が中小・零細事業者に従事している日本において、上場企業・大企業を基準として金融政策を考えている事が感じられます。

日銀の役割が直接的な中小企業対策機関でなく、中央銀行として、物価の安定を目標に金融政策を通して国の経済環境を安定させることであるのは承知していますが、日本の事業者や就業者の構成比を考慮して、現実的で抜本的な政策を実行して貰いたいものです。

私たちは、自らを守り、豊かになるために、動かせない政策に抗うより、自らが出来る事を前向きに捉えて行動していく事で、豊かになる事が出来ます。

また、昨年末の事になりますが、印象的な予算委員会での一幕がありました。れいわ新選組と私は何の関係もありませんが、昨年12月1日の山本太郎さんの予算委員会における質問に対する岸田総理、各行政担当の答弁に、市井の暮らしを守る事に本気で対処する気がないように感じてしましました。

山本議員の言動には、賛同出来かねるところもありますが、山本議員の言動より、その応対をする政府・官僚側の言動に注目して観て下さい。

特に、最後の方で山本議員が中小企業の苦境を訴える中で、岸田総理が「中小企業の新陳代謝は必要だと思っている。」と発言し、山本議員が「今、新陳代謝させちゃダメなんです。」という掛け合いは、既存の事業と雇用を守るための考え方に対し、生産性の低い中小企業は淘汰されるべきだという岸田総理の考え方が顕著になっているように感じました。

岸田内閣で打ち出される中小企業支援策というのは、根底に新陳代謝も必要という考えがあるのであれば、中小企業活性化協議会の役割りも、経営者の希望に沿うような事業継続・企業/事業再生を期待するのは難しいかもしれません。

Youtubeより
【字幕入り】山本太郎の国会質問!「ロスジェネと竹中とハゲタカファンドと」参議院・予算委員会 (2022年12月1日)

今年を、絶対に『いい年になった。』と思える年にしましょう。
ご相談お待ちしております。一緒にこの思いを実現しましょう。


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