任意売却で売れない原因とは?対処法までご紹介!


「住宅ローンの完済が困難で任意売却という選択肢を選んだが、なかなか売れなくて困っている」
こうした悩みを抱えている方もいるかと思います。
実際、任意売却で売れないことにはいくつか原因があると考えられます。

そこで今回は、任意売却で売れない原因とその対処法について紹介します。

□任意売却で売れない原因とは?

任意売却で売れない原因は主に4つあります。

1. 売り出し価格の設定が高い

任意売却を行うことによって住宅ローンを完済するために高い価格設定で売り出してしまう場合がありますが、それでは買い手がついてきせん。

実際、競売で物件を売却するよりも任意売却の方が高価格で売れますが、前提として市場価格に適していなければ買い手を見つけることが困難でなかなか売れません。

2. 内見を行わない、もしくはタイミングが合わない

任意売却を行う場合は、売却直前までその物件に住んでいるため、内見することが困難です。
一方で、物件を購入する買い手側は内見する必要があるため、仮に内見を行わなければ購入を取りやめる場合もあるでしょう。
内見を行うとしても、非常に限定的な曜日や時間帯を設定している人は、タイミングが合わず、購入に繋がらない可能性が高いです。

3. 金融機関との関係が良くない

任意売却には基本的に金融機関の同意が必要ですが、その際、売却価格に同意が得られていなければ任意売却が成立せず、売却できなくなってしまいます。
従って、金融機関との関係がギクシャクしてしまっていると、そのまま期限切れに陥ってしまう可能性もあります。

4. 不動産会社が任意売却に不慣れ

通常の不動産売買と比べ、任意売却は仕組みが異なり、経験がない不動産会社であればハードルが非常に高い手続きとなります。
従って、不動産会社選びも慎重に行いましょう。

□任意売却で売れない場合の対処法

*アピール方法を見直す

その物件のどこに価値を感じるのかは人によって変わってきます。
例え古い物件でも、基盤や構造の劣化が少なければリフォーム前提で物件を求めている人には魅力的に見えるかもしれません。
債権者と相談して、アピール方法を見直してみてはいかがでしょうか。

*価格を調整する

少々値引きをした価格設定にすることで人目に触れる機会を増やせる場合もあります。

具体的には、物件探しの際の絞り込み検索の特徴を活かした工夫をします。
例えば「2,500万円未満」という部類に入るために、現在の価格が2,510万円であれば2,498万円に調整するという具合に、より検索されやすい部類へ調整すると良いでしょう。

*売却期間に余裕を持つ

任意売却に早めに着手することで、売却期間に余裕を持たせることも大切です。
売却期間が長いほど、人目に留まる機会も増えるため、売れる可能性は必然的に高まります。
何かしら交渉がある場合も、期限までの猶予があることで、強気な対応をしやすくなります。

また、早期で売却すると、競売の手続きの進行に伴って発生する損失も最小限に抑えることが可能なため、早めの準備を意識しましょう。

□まとめ

こうした任意売却や、事業再生・M&A・資金繰りに対して、当社では「あきらめるのは早すぎる『お金』なんかで死ぬな!」というキャッチフレーズのもと、コンサルティングを行っております。
問い合わせ窓口もございますので、以上の点でご相談がありましたらぜひご活用ください。