任意売却で買い手がつかない理由とは?その際の対処法も併せてご紹介!


住宅ローンの返済ができなくなった場合、自己破産などの法的措置をとる前に任意売却ができます。
しかし、任意売却は必ず成立するということはなく、成立しない場合もあります。
今回はその理由や買い手がつかない場合の対処方法をご紹介します。

□任意売却したのに買い手がつかない理由とは?

まず、任意売却で買い手がつかない理由の1つに売り出し価格の設定が挙げられます。
価格は市場価格を加味して高くなりすぎないようにしましょう。
自宅を任意売却して住宅ローンの返済に充てる場合、任意売却は競売で売却した場合よりも高値で売るために高い値段で自宅を売って残債を減らそうとしがちです。

しかし、その価格は市場価格になっているでしょうか。
売り出し価格を市場価格より高めに設定することで買い手が見つかりにくくなります。
次に内見させないこと、タイミングが合わないことです。
物件購入において内見は必ず行う重要なステップです。

しかし、その物件で生活していることを理由に内見させない売り手もいます。
また、物件の購入を検討している買い手がいても内見のタイミングが合わないことで購入には至らないこともあります。
金融機関との関係も重要です。

任意売却には金融機関の同意を得る必要があります。
任意売却では売り出し価格が高い場合に価格を下げる必要があります。
価格を下げる際も金融機関の同意をとる必要があります。
そのため、金融機関との連携がうまくとれないと問題が生じます。

金融機関との連携をとり、スムーズに価格調整しましょう。
最後は不動産会社が任意売却に不慣れなためです。
任意売却は不動産会社に依頼しなければ、買い手を見つけることが難しいと言えます。
しかし、任意売却は通常の不動産の売買とは異なります。
そのため、経験のない不動産会社にはかなりハードルの高い手続きとなります。

□任意売却で買い手がつかない!対処法は?

1つ目は価格設定です。
なるべく高く売却したいと考え市場価格よりも高い価格設定にすると、買い手が見つかりづらくなります。
価格設定には不動産会社の協力のもと相場をよく調査するように心がけましょう。

2つ目は丁寧な内覧対応です。
室内をきれいにしたり、質問に丁寧に答えたりすることで、買い手からの印象が良くなります。
また、週末に内覧を希望する買い手が多いため週末を開けておくのがおすすめです。

3つ目は任意売却を専門とした不動産会社に協力してもらうことです。
任意売却は金融機関や連帯保証人との交渉や、その期間が限られているため通常の不動産売買とは大きく異なります。
そのため、経験豊富な任意売却専門の不動産会社に依頼しましょう。

□まとめ

今回は任意売却の買い手がつかない理由とその対処法についてご紹介しました。
任意売却は価格設定や内覧、不動産会社選びがポイントです。
任意売却を検討している方やお困り方は、ぜひ当社までご気軽にご相談ください。