競売と公売の違いとは?競売の仕組みもご紹介!


「競売と公売の違いはなんだろう」
「競売と公売の違いについて詳しく知りたいな」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、競売についてと、競売と公売の違いについてご紹介します。
住宅ローンの返済で不安な方はぜひ最後までご覧ください。

□競売についてご紹介します

競売と聞いて、あまり理解できていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、競売について解説します。

競売とは、債務者が住宅ローンの返済ができなくなった時に、金融機関等の債権者の申し立てによって不動産が差し押さえられ、強制的に売却することを指します。
売却で得られる代金は、債務の返済にあてられます。

なお、競売物件を購入するという場合は、以下のようなリスクが生じます。
・事前に建物の内見ができない
・欠陥があっても責任を追求できない
・物件や鍵の引き渡しが保証されない
・占有者、所有者の立ち退き交渉も自身で行う

この他にも、競売物件に関してご自身で情報収集を行う必要があったり、落札できるとは限らなかったりというリスクがあるでしょう。
このように、競売物件の購入にはリスクが伴います。

□競売と公売の違いについて解説します!

では、競売と同じように聞かれるのが「公売」です。
公売についても見ていきましょう。

公売とは、税金を支払わずに差し押さえられた財産等を強制的に売却することを指します。
物納された不動産を入札方式で売却することで現金化し、税金を納める流れになります。
競売と比較しても安心・安全という特徴があります。

競売と似ていますが、大きな違いとしては、競売は債権者からの申し立てにより裁判所が家を売却するのに対して、公売は滞納税庁が不動産を売却するということです。
詳しく見ていきましょう。

債権者は、競売であれば民間企業・個人、公売であれば国税局・自治体です。
管轄は、競売であれば裁判所、公売であれば国・地方自治体です。
価格は、競売は公売よりも安く、公売は市場価格並みとなります。

価格に関して、競売は残置物や占有者がいるといった理由から、低い傾向にあります。
このように、競売と公売には違いがあります。

□まとめ

今回は、競売についてと、競売と公売の違いについてご紹介しました。
競売と公売は、債権者、管轄、価格において異なります。
これらの違いを把握しておくと良いですね。
何かご質問や疑問点等がございましたらお気軽に当社までご連絡ください。