住宅ローンを返済できない方や、できなくなるかもしれない方はいらっしゃいませんか。
住宅ローンを返済できない人はどのくらいの割合でいるのか、共通点はあるのか、気になりますよね。
今回はそんな方に向け、住宅ローンを返済できない人の割合と特徴を紹介します。
□住宅ローンを返済できない人の割合は?
中小企業庁の調査によると、住宅ローンを6か月以上滞納し、保証会社が代位弁済を行っている件数は約35000件です。
割合としては1.5パーセント程度で、そこまで大多数ではないと感じるかもしれません。
しかし、滞納期間の短い人はこの統計には含まれておらず、滞納者はもっと多いと言えるでしょう。
住宅ローンをギリギリでやり繰りしている人も、当然ですがこの統計に含まれていません。
統計の数値だけを見て安心せず、返済できなくなることは誰にでも起こりうると考えましょう。
□住宅ローンが破綻しやすい人の傾向とは?
住宅ローンが破綻してしまう人には傾向があります。
*年齢の傾向
年齢の傾向としては、50代から60代が最も多いです。
住宅ローンの支払いが15年から20年目になる年代ですが、
・病気やリストラによる失業
・業績悪化や事業失敗による収入の減少
・転職や離婚
などが引き金となって住宅ローンが破綻してしまうケースが目立ちます。
また、30代から40代の破綻原因としては「離婚」が多いです。
住宅を売却しないまま離婚してしまい、住宅ローン破綻に発展してしまうケースが見受けられます。
*頭金ゼロで購入したケース
頭金ゼロで住宅を購入した方は、住宅ローンが破綻しやすい傾向にあります。
頭金ゼロで住宅を購入する方には、家購入時の貯金が少ない方が多いです。
貯金が少ないと急な出費に対応できず、少しの収入の減少や出費の増加が破綻を引き起こします。
また、頭金ゼロの物件には住宅ローンの残債が不動産の資産価値を超える状態が長続きする物件が多く、この場合は物件を売却してもローンを完済できなくなってしまいます。
*ボーナス払いを設定しているケース
ボーナス払いで住宅ローンを返済している方は、ボーナスの変動により住宅ローンが払えなくなってしまうリスクがあります。
また定年退職を迎えた方の中には、年金でボーナス払いができなくなってしまう方もいらっしゃいます。
あらかじめボーナス払い無しでも返していけるような返済計画を立てることが重要です。
□まとめ
今回は住宅ローンを返済できない人の割合と特徴を説明しました。
住宅ローンを返済できなくなることは誰にでも起こりうるので、余裕を持った返済計画を心がけましょう。
当社では、資金繰りコンサルティングを行っております。
住宅ローンを返済できなくなってお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。